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距離とタイムから求めるランニングVDOT推定値

キロメートル
時間

ランニングVDOT方式パフォーマンス推定

この計算機は、走行距離と経過時間を VDOT方式のランニングパフォーマンス推定値 に変換します。達成速度に必要と推定される酸素コストと、その競技時間で持続できると推定される割合を組み合わせたモデルです。結果の単位は ml/kg/min ですが、検査室で測定するVO₂ maxそのものではありません。

最近のレースや距離を正確に測ったタイムトライアルを使い、同じような条件の記録を比較する用途に適しています。心血管・呼吸器の健康状態を診断したり、運動してよいかを判断したり、監督下の心肺運動負荷試験を代替したりするものではありません。

算出方法と計算式

距離は正の値、時・分・秒を合算した経過時間も正の値である必要があります。最初に、距離をメートル、時間を分として速度 v を求めます。

v = 距離(m)÷ 経過時間(分)

次に、その走行速度に対応する酸素コストを推定します。

VO₂コスト = −4.6 + 0.182258 × v + 0.000104 × v²

経過時間 t を分で表したとき、持続可能割合は次式です。

割合 = 0.8 + 0.1894393 × e^(−0.012778 × t) + 0.2989558 × e^(−0.1932695 × t)

出力は VDOT推定値 = VO₂コスト ÷ 割合 です。たとえば90分のように正規化前の時間成分も合算できますが、負の入力は受け付けません。

計算例

10 kmを48分12秒 で走った場合、計算機の最終表示は 41.8 ml/kg/min です。経過時間は48.2分、速度は約207.47 m/minです。速度の式からVO₂コストは約37.69 ml/kg/min、時間の式から持続可能割合は約0.90235になります。

37.69 ÷ 0.90235 = 41.8 ml/kg/min(表示桁で丸め)

これは、その走行記録がこのモデル上でおよそ41.8に対応するという意味です。代謝測定装置による生理学的VO₂ maxが41.8になると証明するものではありません。

結果の読み方

できるだけ同じ種類の競技を似た条件で比較してください。単一の数値より、複数回の正確な記録から得られる傾向のほうが有用です。可能なら公式の経過時間と公認距離を使ってください。GPS距離や移動時間だけを使うと推定が偏る場合があります。

ランニングエコノミー、ペース配分、路面、坂、風、暑さ、疲労、体調、全力に近い走行だったかどうかが結果に影響します。同じ走者でも、競技距離が異なれば数値が一致しないことがあります。

モデルと運動安全上の限界

  • これはパフォーマンスモデルであり、臨床測定やトレーニング処方ではありません。呼吸ガス、血圧、心拍リズム、運動リスクは測定しません。
  • 推定値を根拠に無理なペースを強いたり、痛み、胸部不快感、失神、通常でない息切れなどの警告症状を無視したりしないでください。
  • 症状や関連する持病がある人、妊娠中の人、最近病気や手術を経験した人、長期間運動していない人は、強度の高いテストを行う前に個別の専門的助言を求めてください。
  • 計算式は走行速度と持続時間の関係を単純化したモデルです。極端に短い・長い距離、ペース配分が不適切な走行、ランニング以外の活動には適合しない可能性があります。

出典

編集記録

  • 執筆: SoupCalc 編集チーム
  • 方法レビュー: SoupCalc フィットネスコンテンツレビュー
  • 最終確認日: 2026年8月11日
  • 確認範囲: 実装済み計算式、入力検証、計算例の再現、モデル名称、運動安全上の境界
  • 外部レビュー: 医療・運動専門家による外部レビューは未実施