RAIDディスク計算機

結果

総容量: 2.00 TB

使用可能容量: 2.00 TB

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RAIDディスクアレイ説明書

RAIDとは?

RAID(Redundant Array of Independent Disks:冗長独立ディスクアレイ)は、複数のハードディスクを組み合わせて1つの論理ストレージユニットを形成する技術です。この技術により、データの読み書き性能と信頼性を向上させることができます。

なぜRAIDを使用するのか?

  1. 性能の向上
    • 複数のディスクへの並列読み書きによりデータ転送速度を向上
    • I/Oボトルネックの軽減
  2. データの信頼性向上
    • データの冗長化による耐障害性の提供
    • ハードディスク障害時のデータ保護
  3. より大きな記憶容量の提供
    • 複数の物理ディスクを組み合わせてより大きな論理ボリュームを作成
    • ストレージ管理の簡素化

一般的なRAIDレベルと計算式

RAID 0(ストライピング)

  • 特徴:データをすべてのディスクに均等に分散
  • 利点:ストレージ容量と性能の最大化
  • 欠点:冗長性なし、1台のディスク故障で全データが失われる
  • 容量計算式
    総容量 = ディスク数 × 単一ディスク容量
    

RAID 1(ミラーリング)

  • 特徴:データを2台以上のディスクに完全複製
  • 利点:完全なデータ冗長性を提供
  • 欠点:ストレージ効率が低く、50%のみ
  • 容量計算式
    総容量 = 単一ディスク容量
    

RAID 5(パリティ付きストライピング)

  • 特徴:データとパリティ情報をすべてのディスクに分散
  • 利点:性能と冗長性のバランスが取れている
  • 欠点:書き込み性能が低い
  • 最小ディスク数:3台
  • 容量計算式
    総容量 = (ディスク数 - 1) × 単一ディスク容量
    

RAID 6(デュアルパリティ付きストライピング)

  • 特徴:2つの独立したパリティブロックを使用
  • 利点:2台のディスクが同時に故障しても対応可能
  • 欠点:書き込み性能がさらに低い
  • 最小ディスク数:4台
  • 容量計算式
    総容量 = (ディスク数 - 2) × 単一ディスク容量
    

RAID 10(RAID 1+0)

  • 特徴:RAID 0とRAID 1の組み合わせ
  • 利点:性能と冗長性の利点を組み合わせ
  • 欠点:コストが高く、ストレージ効率が低い
  • 最小ディスク数:4台
  • 容量計算式
    総容量 = (ディスク数 × 単一ディスク容量) ÷ 2
    

RAID選択のアドバイス

  1. 性能重視:RAID 0を選択
    • 一時的なデータや他のバックアップ手段がある場合に適する
  2. データセキュリティ重視:RAID 1を選択
    • 重要な小容量データストレージに適する
  3. 性能とセキュリティのバランス:RAID 5を選択
    • ほとんどの企業ストレージシナリオに適する
  4. 高信頼性要求:RAID 6を選択
    • 大容量ストレージと長期アーカイブに適する
  5. クリティカルなビジネスシステム:RAID 10を選択
    • 高性能と高信頼性が必要なシナリオに適する

注意事項

  1. RAIDはバックアップの代替にはならない
  2. 同じモデルと容量のハードディスクでRAIDを構築する
  3. エンタープライズグレードのハードディスクを使用することで信頼性が向上
  4. RAIDの状態とハードディスクの健全性を定期的に確認する
  5. 障害に備えて適切なスペアディスクを設定する

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